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キャンペーンモード概要

2004年2月〜2005年9月までプレイできた、キャンペーンモードの概要を備忘録的に記します。
フリーモードとの違いは、以下のようなものです。

  • プレイヤーは機体を所持しておく必要があり、所持していない機体は戦闘に出せません
  • 機体の所持には制限(600ポイント)があり、これを超えて機体を所持することはできません
  • 機体には量産機と限定機の区分があり、限定機は流通量制限がありました
  • 機体の性能を向上させるオプションパーツ が存在しました
  • トレード機能があり、機体、オプションパーツ、補給ポイント、リプレイがトレード可能でした

ターン/クール

キャンペーンモードは8ターンで構成されるクール毎に各勢力が戦績を争って勝利勢力を決める戦いした。

  • 1ターンは1週間、1クールは8週間間
  • キャンペーンモードが終了するまで、15クールありました
  • プレイヤーはクール毎に所属勢力を決めて参戦、途中で一度勢力を異動することが可能でした
  • 機体やオプションパーツ、補給ポイントはクールをまたいで引き継げました

PRF:環太平洋機構軍/PACIFIC RIM FORCE :1ターンから所属可
HSD:海市島軍/HAI-SHI-DAO       :1ターンから所属可
RB:ライトブラザーズ/RIGHT BROTHERS  :3ターンから出現・所属可
JAR:ジャララックス/JARALACCS      :5ターンから出現/所属可


 ターン  各勢力で配備される機体   MAP
PRF HSD RB JAR
 1 ディサイダー
ファルシオン
ビッツ
ボルテクス 
なし なし  M01
M02
M03
 2 ディサイダーボルキャニック スカーフェイス  なし なし M04
M05
M06
 3 なし mビッツ
スカーフェイスA1
コルト
コルトエグゼク
なし M07
M08
M09
 4 プロミネンスM1
ブレード
スカーフェイスU イエロージャケット なし  M10
M11
M12
 5 プロミネンスM2
レイピア
メイルストローム
ビヒモス
シープドッグ ビッツ
mビッツ
ジャララックスN
ジャララックスC
M13
M14
M15
 6 プロミネンスM3 ガーパイク ズィーゲスツーク ジャララックスNS-R  M16
M17
M18
 7 クェーサー リーガルドレスN
リーガルドレスA 
アースシェイカー ジャララックスマカーブル M19
M20
M21
 8 なし ジュガノート なし なし M22
M23
M24

限定機

VTには量産機と限定機という区分けがある。
限定機は機体の流通量に一定の制限があり、VT毎に決められていた。
量産機は流通量の制限がなく、誰でも購入可能だった。
鉄騎大戦では限定機の方が量産機よりも種類が多い。

■量産機
PRF:ディサイダー、プロミネンスM1
HSD:ビッツ、ボルテクス、スカーフェイス、スカーフェイスU
RB:コルト、イエロージャケット
JAR:ジャララックスN、ジャララックスC

■限定機および流通量制限(上の方ほど流通量多い、記憶で書いてるので正確性はありません)
-------実質量産機--------
mビッツ
ディサイダーボルキャニック
-------まあまあ手に入る--------
ファルシオン、コルトエグゼク、スカーフェイスA1、ブレード、メイルストローム
プロミネンスM2、ズィーゲスツーク、ガーパイク、シープドッグ
-------入手困難--------
プロミネンスM3、ジャララックスNS-R、ビヒモス
-------売っていることがほとんどない--------
リーガルドレスN、リーガルドレスA
クェーサー、アースシェイカー、ジュガノート、レイピア

限定機はプレイヤーの減少に伴い死蔵されていくものや、プレイヤーの練度が高まるにつれて出しにくくなってきたこともあり、徐々に実質的な流通量は少なくなっていった。

限定コックピット

全てのVTはシリアルNo.が付与されているが、シリアルNo.がゾロ目、連番等のVTはコックピットの内装色が通常と異なっていた。

通常コックピット(ジャララックス)

限定内装色コックピット(ジャララックス)

オプションパーツ

オプションパーツは機体に装備することで機体の性能を向上させることができた
オプションパーツは戦闘に勝利すると低確率かつランダムで手に入れることができた

■非消耗品:使用してもなくならないもの
・整備中隊(L1〜L3):機体の耐久値を増加(L1:10%,L2:20%,L3:30%)
 割合で増加するため、耐久値の高い機体ほど効果的
・予備電源(L1〜L3):バッテリーの回復速度を向上
 第二世代以降はオーバーライドがあるのでどの程度効果があったかは?
・新型スタビライザー(L1〜L3):バランサー性能を向上
 体感的に少し転倒しにくくなる
・追加マウント(L1〜L3):積載量のMAXを増加(L1:+2,L2:+4,L3:+6)
 STDは増えないのであまり意味がない
・改修型マウント(L1〜L3):積載量のSTDおよびMAXを増加(L1:+2,L2:+4,L3:+6)
 STDが増えるので機体の武装選択の幅が広がる L3は存在しなかったかもしれない
・作戦参謀(L1〜L3):自軍の初期戦略ポイントを増加
 機体の性能に影響しない特殊なオプションパーツ
・督戦隊(L1〜L3):戦闘終了時に入手できるCOMBATポイントを増加させる
・補給大隊(L1〜L3):戦闘終了時に入手できる補給ポイントを増加させる

■消耗品:装備した機体が撃墜されるとなくなるもの
そもそもの入手確率がかなり低いため、これらをつけているプレイヤーはほとんどいなかった
・戦場の女神:これを装備した機体が撃墜されたとき、機体をロストしない
 一番多く使われた消耗品型オプションパーツ
 撃墜されても機体がなくならないので、レア度の高い限定機に使われていた
 撃墜した側の撃墜数にもカウントされず、ミッションログにも残らない
・新型レーダー:自機の周囲1kmの敵をレーダーに映す
 範囲が1kmしかないのでイマイチ使いにくかった
・新型装甲材:自機の装甲値+200
 これが有効なシチュエーションはなかなか無い
・監視機能:拠点占拠時間を半分(30秒から15秒に)する
・対ショック機構:スタンロッドとガウス砲でカットオフされなくなる
 これが有効なシチュエーションはほとんどない
・将軍の視察:戦闘終了時に階級が1ランク上がる(とされている)
 実際に手に入るオプションパーツだったかは不明
 これがあったら下記の複製問題時に最高階級者が多数でていたはずだがそんな記憶はないため

オプションパーツの複製チート問題

 3クール目あたりから(曖昧)、オプションパーツが複製できてしまうバグが発見され、複製されたと思われる(純粋に手に入れたものか複製されたものかは判断する術が無い)オプションパーツが出回り始めた。オプションパーツトレード中に回線切断すると送信側と受信側両方にオプションパーツが残るというバグだったらしい(試したことはない)。これによって高性能だがレアなオプションパーツ、特に整備中隊L3(耐久値30%増加)や、戦場の女神(撃墜されても機体がなくならない)が広く出回った。特に戦場の女神は限定機(特に第3世代VT)に装備することでずっとそのVTを使い続けることができるので重宝されていた(特に海外プレイヤー)。私(撃墜する側)としては記録にも残らないので非常につまらない戦いになるため、オプションパーツ複製問題が発生してからは第3世代VTが使える部屋には入らないようにしていた。また、高レベルオプションパーツは使っているだけでチート行為に加担していると見られることもしばしばあり、この時の鉄騎大戦はギスギスしていたように思う。
 結局、この問題は(当時のオンラインゲームには珍しい)パッチでオプションパーツを複製できないように修正(2004/9/2)され、さらに「全プレイヤーのオプションパーツの削除」処置も実施(2004/11/4)されることで解決したが、問題発覚から数か月の時間を要した。私見だがオプションパーツ複製問題は鉄騎大戦の寿命を縮めてしまったと思う。

ランキング

ターン、クール毎に個人ランキング機能が実装されていた。
このターン/クール終了時にランキング上位者には勲章と報酬(VTと補給ポイント)がもらえた
DECORATIONSにあるのが勲章。

ランキング対象は主に以下のようなもの。
・機体撃墜数・・・撃墜数が多い順
・撃破ポイント・・・低コストVT乗りほどポイントが稼ぎやすい
・鹵獲数  ・・・脚部破壊による機体鹵獲 地雷アタックが流行り始めたてから急に絶対数が増加した
・命中率  ・・・近接信管使い専用ランキングだった
・拠点占拠数 ・・・拠点占拠が多い人

勢力図

プレイヤーはPRF、HDS、RB(3ターンから出現)、JAR(5ターンから出現)のいずれかに所属し、戦闘に勝利することで、それぞれの勢力の優劣を競っていた。(たしか)クール終了時点でもっとも勝利ポイントの高い陣営が勝利となり、所属するプレイヤーはボーナス(補給ポイント等)を獲得できた。
JARは全てのマッチでPRF、HSD、RBいずれの陣営にも参戦可能だが、JARの陣営は勢力争いとは無縁で、陣営の勝利で得られるボーナスは一切ない。


バナースペース