榴弾砲をノーロックでマニュアル射撃した際に、着弾位置が着弾予想円からどのくらいずれるのかを検証
前提知識:榴弾砲は以下の特性があります
・ロックオンして射撃すると、弾は「射撃時の着弾予想円」に着弾する
※榴弾砲はFSSが効かないので、射撃時点の着弾予想円に着弾します
※高低差があると若干ずれます
・ロックオンせずに射撃すると、自機の姿勢により着弾位置は予想円からずれる
以下の図のように、上半身を旋回させた状態で移動しながら撃つと、実際の着弾位置は大きくずれる
(メイルストローム、5速、上半身80度くらいの条件で、着弾位置は予想から700mくらいずれる)
傾向として、榴弾砲の予想円1個分くらいはずれる
上半身を旋回した状態で移動(=自機の速度を上げる)と、機体と榴弾砲が前方※に「傾き」、その傾き分だけ実際の着弾位置がずれる
※「傾き」とは、下図を参照
正確には榴弾砲の傾き=着弾位置のずれではない(後述)
メイルストロームの場合、R、1速、4速では9.5°、5速では13°傾いている
その他検証によって分かったこと
・着弾ずれは榴弾砲の傾き(上記図)にのみ影響されるため
自機の速度に影響しない
榴弾砲の着弾までの距離に影響されない
榴弾砲の種類(305-hw,370-hw等)に影響されない
・「傾き」と着弾ずれの量は一致しない=機体とギアごとに覚える必要がある
・「傾き」はギアによって決まり、その特性は機体毎に異なる(はず、未検証)
・上半身を旋回しない(=真正面)場合は「傾き」が0°になるため、着弾ずれは発生しない
・ギアがR(後退)の場合でも、機体は前傾するため、着弾位置は自機からみて前方にずれる
言葉の定義を上記の図のようにすると、メイルストロームのケースでは以下の結果が得られた
ケース | 榴弾砲 | ギア | 上半身の旋回[°] | 「傾き」[°] | 予想と実際のずれ[°] |
---|---|---|---|---|---|
1 | 550-hw | 5速 | 75 | 13.0 | 35 |
2 | 550-hw | 4速 | 84 | 9.5 | 23 |
3 | 550-hw | 4速 | 90 | 9.5 | 23 |
4 | 550-hw | R | 90 | 9.5 | 35 |
この表はあくまでメイルストロームの例、ボルテクスやビヒモスといったほかの機体では違う特性があると考えられる
これらのことから、「移動しながら」榴弾砲をマニュアル射撃で当てるには、以下のことを考慮するべし
■動きながら撃つ場合
・全体傾向として、予想円よりも前方に、予想円1個分程度はずれる
・機体正面にとらえて撃つ(上半身を旋回しなければ、予想円に着弾する)
・より正確に当てたい場合は、機体毎の特性を把握する必要がある
■動かないという選択肢
・動かずに(=速度0)撃つ(動かなければ「傾き」は0°)